建設現場や工事現場での作業において、職人さんの安全を守る最も重要な道具の一つである工事用ヘルメット。最近では、技術革新によって確かな安全性能はもちろんのこと、軽量化や快適性の向上、環境への配慮まで、ヘルメットに求められる要素はさまざまです。
今回の記事では、そんな多様化するたくさんのヘルメットの中から、2024年、特に人気のヘルメットを厳選して3つご紹介したいと思います。
1.人気の工事用ヘルメットとは
2.ヘルメットの選び方と購入のポイント
3.人気の工事用ヘルメット3選
工事用ヘルメットにおいて、最も重要な要素の一つが耐久性です。作業中の衝撃や落下物から頭部を守る役割を担っているため、強固な素材が使用されることが求められます。
2024年のモデルでは高強度プラスチックや、特殊なポリマーを使用した製品が増え、衝撃吸収能力が向上しています。また、耐紫外線加工が施されているモデルも多く、長期間屋外で使用しても劣化しにくいという特徴があります。
過酷な環境下での使用にも耐えうる、耐久性に優れたヘルメットが選ばれています。
長時間作業される職人さんにとって、首や肩になるべく負担をかけない軽いものが人気です。最近の工事用ヘルメットは特に軽量化が進んでおり、軽いものだと300gを下回る商品も販売されています。
※300gというと、だいたい中くらいの「りんご」1個分でしょうか。
しかし、軽量化したからと言って衝撃に弱いということでは、もちろんありません!
高強度かつ軽量な新素材の開発や、全高をコンパクトにし衝撃吸収空間を抑えるなどの構造変化、また耐衝撃性を維持しながら軽量化を実現する複合材料の使用など、さまざまな技術革新を行い、耐久性はそのままに軽量化を実現しています。
猛暑が続く近年では、熱中症対策やヘルメットを清潔に保つことがますます重要視されています。最近では、発泡スチロールを取り除き、ヘルメット内の空間を広げることで通気性を高めたモデルや、特殊な加工で遮熱性を向上させたヘルメットが多く見られるようになっています。
また、ジャブジャブ水洗いできるヘルメットも増えているので、汗や汚れをその日のうちに洗い流し、清潔に保つことができます。乾くのも早い!
このような改良によって、暑い環境での作業においても、職人さんの快適さと清潔さを確保できるようになっています。
それらの要素を兼ね備えた上で、どんな基準でヘルメットを選べばよいのか。作業現場での安全を確保するためには、ヘルメットの選定は慎重に行う必要があります。
作業内容に応じた適切な規格(飛来・落下物用、電気作業用など)を選びましょう。
長時間の作業では、重量とフィット感が作業効率に大きく影響します。サイズ調整機能が充実した製品を選び、あごひもの装着感や内装のクッション性もチェックしましょう。
最新モデルでは、2重構造パッドや通気孔の配置を工夫することで、作業中の蒸れを軽減するものが登場しています。特に夏場の作業では、この機能が快適性を大きく左右します。
水洗い可能な素材や、内装の着脱が容易な設計は、衛生面での管理を容易にします。また、パーツの交換可能な製品は、長期使用の観点からコスト効率が優れています。
詳細なサイズ表やユーザーレビューを参考に。可能であれば実物を確認してから購入するのが確実です。価格だけでなく、アフターサービスや保証内容もしっかり確認しましょう。
ここまで、ヘルメットの選び方や人気のポイントについてお話ししてきましたが、それらをしっかり満たしているおすすめ工事用ヘルメットをご紹介します。
DICといえば!のシリーズ軽神(KEIJIN)は、名前の通り、なんと270gと非常に軽いのが特徴。りんご1個分にも満たない軽さです。
主な特徴は、飛来物落下用、墜落時保護用に加え、作業中の安全を守るための通気孔や、雨の日でも作業しやすい雨垂れ防止溝がついています。
さらに、ワンタッチあごひもで簡単にフィットさせられるのも細やかな気遣いを感じます。
また、カラーバリエーションも豊富なので、現場で個性を出したい方にもピッタリ。機能性とデザイン性の両方を兼ね備えた、まさに現場で頼りになる一品です。
とにかくさまざまな機能がついたToyo Safetyの391Fは、工事用ヘルメットとして高い人気を集めています。
本体カラーは4色(白、ロイヤルブルー、うす黄、紺)から選べ、ひさしと通気孔のカラーもクリア、スモーク、グリーンとバリエーション豊富。紫外線を99.9%カットする特殊ハードコーティング加工のひさしで、傷が付きにくく、安心して使用できます。
さらに、備長炭入り繊維あごひもや、抗菌防臭加工素材の汗止めを採用し、清潔で快適な作業が可能。内装はサイズ調整ができ、フィット感も抜群です!
気になった方はぜひチェックしてみてください。
タニザワのエアライト123シリーズは、工事用ヘルメットの中でも特に軽量で、職人さんから不動の人気を得ている商品です。
その中から最新の注目モデルをいくつかご紹介します。
ヘルメット内の温度上昇を抑え、快適な作業をサポートします。透明ひさしがあることで、視界が広がり、細かい作業にも適しており、
通気性を向上させるエアライトS内装を採用し、長時間の作業でも頭が蒸れにくくなっています。
ABS樹脂製で作られているこのモデルは、軽量ながらも高い耐久性を持ち、ヘルメットの負担を最小限に抑えます。長時間の使用でも快適さを保ち、特に耐久性を求める作業におすすめです。
このモデルは、シールド付きで、目元までしっかりと保護してくれるのが特徴です。飛来物や粉塵から目を守りながら、作業中の視界を確保します。エアライトSを内装。
ひとえに「エアライト123シリーズ」と言っても数種類のバリエーションをご用意しています。ご自身の用途や求めるポイントに合わせて、チェックしてみてください。
さて、いかがでしたでしょうか。
2024年に人気を集めている工事用ヘルメットは、安全性だけでなく、軽量化や快適性、そしてデザイン性に優れたものが多く揃っています。今回ご紹介したDIC AA17-V(ディーアイシー)、TOYO 391F(トーヨーセーフティー)、そして谷沢製作所のエアライト123シリーズ(TANIZAWA)は、それぞれが異なる強みを持ち、様々な作業現場に対応できる優れた製品です。
これらのヘルメットを選ぶ際は、自分の作業環境や必要な機能に合ったモデルを選ぶことが大切です。安全で快適な作業環境を整えるために、ぜひ一度これらのヘルメットをチェックしてみてください。
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この記事の監修者
株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。
執筆者:谷優子
Instagram:https://www.instagram.com/secretaria_mc/
Youtube「だいまつチャンネル」
だいまつ公式YoutubeチャンネルのMCとして出演。
長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関する情報をわかりやすく提供しています。