日差しに照らされ、厳しい暑さの中で働く職人さんにとって涼しさは命綱。夏の必須アイテムと言えば「空調服」ですが、最近は「ペルチェ」も話題を呼んでいます。
あなたは空調服とペルチェの違いをご存知ですか？
今更聞けないという方はぜひこちらの記事をこっそり読んでください。そしてあなたに最適なアイテムで、今年の夏を乗り切ってくださいね！
空調服は、バッテリーで稼働するファンが服の内側に空気を送り込み、汗を蒸発させて体温を下げる機能を持つ服です。これにより、真夏の厳しい暑さでも快適に過ごすことができます。
各メーカーから出ている空調服はバッテリーにスイッチが付いており、風量調整が可能です。お仕事開始時は最大風量で涼しさを確保し、その後、環境に合わせて強さを変更。商品によっては自動で強さが変動する機能が付いているものもあります。
例えばバートル最新モデルのバッテリーは最大22Vで1時間稼働したのち、15Vに自動で切り替わり約5時間。7Vで稼働した場合は約30時間使用することができるなど、長時間の稼働で効率よく作業を進めることができます。
どのメーカーも流行に合わせたお洒落なデザインと幅広いサイズが用意されているので、男女問わずどなたでもお好みの空調服を見つけることができます！
人気モデルは機能性がアップしたり、新色が追加されることもありますので、ぜひ本ストアのトップページからチェックしてみてください。
ペルチェとは「ペルチェ素子」という、電流を利用して片側を冷却し、もう片側を加熱する技術を持つ半導体素子を使った冷却アイテムです。スイッチを入れると急速にデバイスの温度が下がり、特定の部位を効率的に冷やすことができます。
デバイス接触部位が主に動脈部分を集中して冷却してくれるので、効率的に身体全体をクールダウンさせてくれます。
例えばペルチェ商品を多数展開しているアイズフロンティアでは、マイナス22℃からマイナス3℃までスイッチひとつで4段階の調整ができ、環境に合わせて最適な温度で作業ができます。
ペルチェ素子を利用した製品はコンパクトで軽量のため、作業効率を損なうことなく仕事に取り組めます。
ご紹介した「空調服」と「ペルチェ作業服」はどちらも冷却機能を持ち、夏の現場で作業環境を整えてくれるという点では共通していますが、様々な点で違いもあります。
空調服は、ファンによる風が体全体に行き渡るため、広範囲にわたって快適さを感じることができます。例えると「扇風機」が体を冷やしてくれている感覚です。（が、伝わりますでしょうか？）
一方ペルチェ作業服は、特定の部位を集中して冷却します。よく例えられるのは「冷蔵庫」の原理と同じと言われていますが、分かるような分からないような…一言で言うとデバイスに接触している面がとても冷たい！ということです。
空調服は、高性能なバッテリーにより長時間の連続使用が可能ですので1日がかりの作業でも安心です。上記の特徴でも記載しましたがバートルエアークラフトの最新モデルは7V（そよ風くらい）の風量で約30時間稼働します。
＞＞＞エアークラフトの最新バッテリー情報はこちらをご覧ください
ペルチェ作業服は、バッテリー持続時間が比較的短いのが難点です。例えばアイズフロンティアのペルチェデバイスは、マイナス22℃にまで下がる「強」で使用した場合、連続使用時間が約2.5時間となっています。
＞＞＞アイズフロンティアペルチェデバイス情報はこちらをご覧ください
空調服は、今や作業服業界では、夏の暑さ対策グッズとして「定番」となり、様々なメーカーが商品を供給するようになったことによって、価格帯もピンからキリまで幅広く展開されるようになりました。
だいまつネットストアで人気のバートルエアークラフトは、服だけの値段で平均3,000円台～5,000円台。
ファンが6,000円台～7,000円台で、バッテリーが14,000円台となっています。
ペルチェ作業服は、まだそれほど商品数も多くなくメーカーも限られています。昨年より注目され始めた商品なのでまだ少し初期投資が必要な高単価な印象です。
だいまつネットストアで人気のアイズフロンティアのペルチェは、 ペルチェデバイス3点とバッテリーのセットで15,000円台。デバイス4点とバッテリーのセットは20,000円台です。
デバイスと合わせるアイシングユニフォームは3,000円台～7,000円台と仕様によって様々です。
さて、ここまで「空調服」と「ペルチェ作業服」の特徴や違いをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
私は今年初めて「ペルチェ作業服」を体験しましたが【瞬間冷却】とはこういうことかと実感しました。スイッチを入れてものの数秒で「冷たっ！」となるんです。
やはり1番のおすすめは「ペルチェの上から空調服を着用し、冷却効果を風で全体に送り込む」ですが、
少しハードルが高い方は、まずは手が出しやすいバリエーションも豊富な空調服からトライしてはいかがでしょうか。
既に空調服を持っているという方は、ぜひともこの夏「ペルチェ作業服」をお求めいただき「着る冷房体験」を味わっていただければと思います！
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この記事の監修者
株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。
執筆者：谷優子
Instagram：https://www.instagram.com/secretaria_mc/
Youtube「だいまつチャンネル」
だいまつ公式YoutubeチャンネルのMCとして出演。
長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関する情報をわかりやすく提供しています。
