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DICヘルメット メンテナンス術をご紹介!プラスチック素材の劣化対策と内装交換順

DICのヘルメットは、1955年の創業から60年以上にわたって、日本の産業界で幅広く利用されている工事用・作業用ヘルメットです。

印刷インキや有機顔料、合成樹脂を主力製品とする総合化学メーカーであるDICは、グループ内の一貫した製造工程を活かし、質の高いヘルメットをチームで生産しています。

チームで一致団結しているイメージ写真

今回の記事では、DICヘルメットを長く安全に使用するためのメンテナンス方法をご紹介!プラスチックの劣化を防ぐ対策から、誰でも簡単にできる内装交換の手順、日々のお手入れのポイントなど、日頃のメンテナンスに役立つ情報をぜひ参考にしてください。

★DICのヘルメットは下記からご覧いただけます。
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目次

1.DICヘルメット内装を交換するタイミング

2.DICヘルメットの内装交換手順~取り付け方~

3.プラスチックの劣化を防ぐお手入れ方法

1.DICヘルメット内装を交換するタイミング

DICヘルメットの内装を交換するタイミングは、職人さんによってさまざまですが、特に汗による臭いや汚れを理由に交換されるケースが多いです(ダイマツ調べ)。

これらの目に見える変化のほかにも、見えない部分での経年劣化や、衝撃吸収力の低下が進んでいることもあります。

ヘルメット本来の保護性能を十分に発揮するためにも、定期的に内装の状態を点検して、劣化が進む前に交換することをおすすめします。

DICヘルメットを指さす谷

一般的に言われている交換の目安を以下にまとめましたので、参考にしてください。

✅ 交換の目安となるポイント

  • 経年劣化
    • 使用頻度に関わらず、1~2年程度で内装は徐々に劣化します
  • 見た目の変化
    • クッション部分の潰れ、破れ、汚れがひどい場合や、帽体が劣化した場合もすぐに交換しましょう
  • 臭いの発生
    • 長期間の使用により、汗や湿気で不快なにおいがする場合は交換した方がよいでしょう
  • フィット感の低下
    • ヘルメットをかぶった際に緩んだ感じがする、調整しても安定しない場合も交換サインです

※内装は、個人で操作しやすいように改造することは禁止されています。

2.DICヘルメットの内装交換手順~取り付け方~

次に、DICヘルメットの内装交換手順について説明します。手順はシンプルなので、初めての方でも簡単に行うことができます。(私も初めてトライしました♪)

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換に必要なもの

写真は、内装を取り外した状態のDICヘルメット『エアロメッシュ(SYA-XV)』です。

※今回は、時間の都合上、耳紐を取り付けた状態で取り付け作業を行っています

✅ 取付手順

1.何も付けていないヘルメットを用意します。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換1

2.衝撃吸収ライナーを4ヵ所にピタっとはめこみます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換2
DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換3

3.次に、ハンモックを取り付けます。紐がクロスしている方を下に向けてください。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換4
DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換5

4.ハンモックのブラケット部分を帽体の取り付け部にスライドさせるように差し込んでいきます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換6

5.抜けないように親指でグググっと押し込んでください。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換8

6.同様に4ヵ所すべてに差し込んでいきます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換9

★これでハンモックの取り付けOKです!

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換11

7.続いて、ヘッドバンドを取り付けます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換12

8.サイズ調整をするアジャスターがヘルメットの後頭部に来るように向きを合わせて

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換13

9.掛具にパチンと音が鳴るまで取り付けます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換14

10.取り付ける際、位置を3段階選べます。浅めにしたい場合は1番上の穴に。深めにしたい場合は、上から3番目の穴にはめ込んでください。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換15

11.穴の位置を決めたら、同様に4ヵ所にはめ込みます。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換16

12.最後にヘルメット後頭部のアジャスターを調整します。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換18
DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換19
DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換20

13.そして最後に、DICと書かれたグリーンのアジャスターを調整。

※実際の調査作業は、着用しながら頭部になじむように調整してください。

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換22

★これで内装交換が完了しました!

DICヘルメット_エアロメッシュ_内装交換17

尚、取り外す際は、これと逆の順番に作業を行ってください。

✅ 注意点

  • 無理な取り外しはNG!
    • 力任せに取り外すと、ヘルメットや内装を傷つける恐れがあります。優しく作業してください。
  • 交換時期の記録
    • 交換した日付をメモしておくと尚よしです!次回の交換時期も把握しやすくなります。

これでDICヘルメットの内装交換は完了\(^o^)/ 定期的に交換して、常に最高の保護性能を維持してくださいね。

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3.プラスチックの劣化を防ぐお手入れ方法

✅ 汚れを落とす

1.食器用洗剤などの中性洗剤を水で薄め、布に染み込ませてヘルメットの帽体や内装の汚れを優しく拭き取ってください。

2.洗剤を拭き取った後、水で濡らした布で丁寧に水拭きします。

3.風通しの良い日陰で陰干しして、しっかりと乾燥させましょう。

ヘルメットや工具が並んでいる

✅ 注意点

  • 有機溶剤の使用は避けてください
    • ベンジンやシンナーなどの有機溶剤は、ヘルメットの樹脂を溶かして破損する恐れがあります。
  • ドライヤーでの乾燥は避けてください
    • 高温によりヘルメットの樹脂や内装が変形し、安全性を損なう可能性があります。
  • 高温環境での保管を避けてください
    • 夏場の車中や直射日光の当たる場所への放置は、材質の変質・変色・変形を引き起こし、性能が低下する恐れがあります。
DICヘルメットをしっかりチェックしている谷

注意点をしっかり守って、日々のお手入れも入念に。ぜひ1日でも長く使ってください。

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まとめ

ヘルメットは消耗品とはいえ、DICヘルメットを安全に長くお使いいただくために、適切なメンテナンスはとても大切です。内装は使用頻度に関わらず、1~2年で交換をお願いします。また、汗による臭いや汚れ、フィット感の低下が見られた場合は、早めの交換をおすすめします。

私がダイマツでお会いする職人さんは、皆さまこだわりの“世界に一つだけのヘルメット”をお持ちです。もちろん作業現場で汚れたり傷がついたりすることもありますが、いつも丁寧なメンテナンスを行って大事に使われています。

ダイマツ凄技UV印刷_DIC
ヘルメット加工例2
ダイマツ凄技UV印刷_DICヘルメット加工例1

命を守る大切なヘルメット。内装交換をされる際は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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この記事の監修者
株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。

執筆者:谷優子
Instagram:https://www.instagram.com/
Youtube「だいまつチャンネル
だいまつ公式YoutubeチャンネルのMCとして出演。
長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関する情報をわかりやすく提供しています。