チームだいまつの皆さんから「すごいよ」と聞いていたTS DESIGN（ティーエスデザイン）の展示会に、ようやく訪れることができました。EVを降り、目の前に広がる迫力のある空間を目にした瞬間、何がすごいのか一目で理解できました。
これら全てはTS DESIGNの社員さんたちの手によって作り上げられた空間。「オレたちのこだわりから目を離すなよ！」という声が聞こえてきそうなほど、細部にまでカッコよさが演出されていました。
今回は数あるラインナップの中から「防寒」に絞って情報をお届けします。
ファイバーダウンを採用することで、軽量で暖かく、優れた保温性を持つジャケットが誕生しました。天然ダウンとの違いは「蒸れにくさ」です。高い柔軟性を維持しながらも、型崩れしにくいというポイントも備えています。
建設業やサービス業の方々に特に支持されるこちらのモデルは、突起物のないシンプルなデザインと、どんなセールスシーンにもマッチする汎用性が選ばれる理由。
前モデルからのお客様に喜ばれるポイントを残しつつ、素材選び、収納力、静電気抑止などの機能性がさらに高まった商品です。
完全に野外作業向けと謳い切っている商品はあまりなく、TS DESIGNとしてのこだわりが詰まった防寒着です。防寒ジャケットもフードもファイバーダウンを使用し、軽量かつ暖かく湿気にも強いのが魅力。
ジャケットの胸ポケット、ネック部分、フード先に反射パーツが施されていますが、特にこだわりは「袖部分」にあります。
袖に付ける理由は、前からも横からも見えやすく、動く部分なので遠くからでも物体か人かを判別しやすいため。ガラスビーズを使用したプリズム反射を採用しています。
ベストはフロントファスナー部分にも反射が付けられています。
ジャケットもベストもフードが取り外せる仕様になっており、首もとの立ち上がりがポイント。かっこよく着こなせる上に、ネックウォーマー要らずです！
また細かいこだわりとして、アジャスターは目の届かない所にあるので、すぐに掴めるように普段は立った状態です。
ですが、調整したあとも立ったままでは邪魔になってしまうので、アジャスター部分が倒れる仕様となっています。
これには説明を聞いていたチームだいまつ一同から感嘆の声が漏れ、担当者さんもその日1番の満足気な笑顔を見せてくれました。（あくまで私の印象です）
TS DESIGN最大のこだわりでは？と思うほど、TCNクロスの魅力を語っていただいたこのゾーンでは、ローカットでもハイカットでもおしゃれに着こなせるカーゴパンツとリブカーゴパンツをご紹介いただきました。
TCNクロスとは、いわゆるチノパンなどに使われる素材です。
「ポリエステル」は強度とストレッチ、「綿」は良好な肌触りが魅力ですが、いずれも使っているうちに硬くなってしまうのがデメリット。それらを解消するためにナイロンを横方向に入れることでしなやかさを出すことに成功しました。
綿のもつ吸水性とポリエステルの疎水性は相反する性質。それらのバランスをうまく調整し実現した吸水速乾性がこの生地の魅力です。
合わせてポリエステルとナイロンは「未利用」という工場の中でチリになったものを使用しているのでサステナブルな要素も含んでいる商品です。
さて、いかがでしたでしょうか。今回は主に防寒着に焦点を当てて展示会の潜入レポートをお届けしましたが、特に印象的だったのは、どの説明にも「お客様の〇〇の声をうけて」という言葉が含まれていたこと。
高いファッションセンスに加えて、ユーザー目線を忘れないモノづくりの姿勢こそが、長くお客様に愛され続ける理由なのだな～と実感しました。
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この記事の監修者
株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。
執筆者：谷優子
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長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関す/る情報をわかりやすく提供しています。
