工具にはさまざまなメーカーの、さまざまな種類がありますよね。タジマ、KUROKIN、クニペックス、クライン、MAKITA、HIKOKI、VESSELなど。
挙げだしたらキリがありません。あなたの腰道具にも色んな種類の工具があると思います。
しかし、選択肢が豊富だからこそ「実際にどの工具が良いの?」と迷うこともありますよね。
今回の記事では、ダイマツのYoutube人気企画『腰道具解体新書』に出演してくださった電気工事士が愛用する工具をご紹介したいと思います!
よければこれを参考に、あなたの工具選びに役立ててください♪
1.ドライバー(+/-)
2.ニッパー
3.ペンチ
4.カッター
5.コンベックス
▶ 株式会社イトウ 増田優喜さん(動画はこちら)
建築系の電気工事
▶ F.T works 代表 谷川文啓さん(動画はこちら)
住宅、テナント、工場の電気工事
▶ 株式会社市原電工 知野真裕さん(動画はこちら)
住宅関連の電気工事
まずは、電気工事の基本中の基本であるドライバーです。コンセントやスイッチプレートの取り付け、分電盤内の端子ネジの締め付け、各種電気機器のカバー開閉など、電気工事の作業には欠かせないアイテムです。
Q. あなたはどういう基準でドライバーを選んでいますか?
一般的には、電気工事士は下記のような基準でドライバーを選んでいます。
建築関係の工事がメインの増田さんは、フジ矢の「KUROKIN」貫通ドライバーを愛用。洗練されたデザインが仕事のモチベーションを高めてくれるとのこと。大型ナットのドライバーは潰れたネジや錆びたネジも簡単に回せます。耐久性もあって、配電盤や電気工事に最適。
住宅・テナント・工場の電気工事を行う谷川さんは、「クライン」のドライバーを愛用。クラインツールは160年以上の歴史があるアメリカの会社で、世界中の電気工事業者や通信工事業者から絶大な信頼を得ています。品質の高さや人間工学に基づいた設計が推しポイント。
住宅関連の電気工事を行う知野さんは、「VESSEL」のドライバーを愛用。ニックスのヌメ革で組まれた腰道具に合わせて黄金に輝く限定色に惹かれて購入されました。軽量でコンパクトなため小回りも効き、細かい作業の多い住宅関連の工事に最適。
ニッパーは、様々な太さの電線を正確に切断したり、被覆を除去したりするための工具です。結束バンド(ケーブルタイ)の余分な部分を切り落としたり、配線整理の際にも重宝します。職人さんにとって切れ味は最大の選択基準!
Q. あなたはどういう基準でニッパーを選んでいますか?
一般的には、電気工事士は下記のような基準でニッパーを選んでいます。
建築関係の工事がメインの増田さんは、ニッパーもフジ矢の「KUROKIN」を愛用。最先端の研磨加工技術で実現する「鋭い切れ味」が手放せないポイント。結束バンドのツラ切りからVVF線(VA線・Fケーブル)、銅線、軟鉄線の切断まで対応。
住宅・テナント・工場の電気工事を行う谷川さんは、「ビクター」のドライバーを愛用。グリップ部分は、握りやすく設計され、手への負担を軽減してくれます。腰道具をオレンジ×青×黒で組んでいる谷川さんにとって、グリップの【青】も購買理由のひとつ!
住宅関連の電気工事を行う知野さんは、フジ矢「KUROKIN」ニッパーを愛用。増田さんと同じですね♪
電線の把持、曲げ加工、端子への接続など多目的に使えるペンチは、電気工事の万能ツールです。
Q. あなたはどういう基準でペンチを選んでいますか?
一般的には、電気工事士は下記のような基準でニッパーを選んでいます。
建築関係の工事がメインの増田さんは、ニッパーと同じく、ペンチもフジ矢の「KUROKIN」です。ちなみに増田さんは【フジ矢公式スポンサード】!KUROKINのサイトでも紹介されていますので、よければご覧ください♪
住宅・テナント・工場の電気工事を行う谷川さんは、ペンチも「ビクター製」。こちらは先端部分に3分の寸切りのネジ山を修正できる機能が付いており、寸切りを切断した際にバリ取りができるのが魅力!
住宅関連の電気工事を行う知野さんは、ニッパーと同じくペンチも「KUROKIN」を愛用。黒と金の重厚感のあるデザインは、やはりニックス(KNICKS)ヌメ革の腰道具と相性がいいですね。とてもカッコイイです!
一般的に電気工事士は、通常カッターナイフよりも電工ナイフを選ぶことが推奨されています。しかし、精密な被覆剥き作業や、絶縁テープの切断、配線保護材の加工などに必要不可欠。
今回はカッターナイフを選ぶ基準をご紹介します。
一般的には、電気工事士は下記のような基準でカッターを選んでいます。
建築関係の工事がメインの増田さんは、「OLFA」のカッターを愛用。オートロック式の大型カッターで、安全に作業ができます。最大6枚まで刃を内蔵できるため、作業効率もアップ♪
住宅・テナント・工場の電気工事を行う谷川さんは、「クニペックス」のカッターを愛用。腰道具に合わせて【赤色】を選んだだけでなく、刃のしなりを防ぐストッパーが付いている点も魅力だと教えてくださいました。
住宅関連の電気工事を行う知野さんは、「NTカッター」のL-2500GRPを愛用。プロ向けに設計された高性能カッターで、動画テロップにも出ていますが、本体に最高6枚の替刃を収納できるカートリッジ方式オートロック固定タイプ!
配線経路の長さ測定、器具取付位置の確認、電気ボックス間の距離計測など、数多くの場面で使用されます。テープの長さ、爪の形状、メーカーなど、
Q. あなたはどういう基準でコンベックスを選んでいますか?
一般的には、電気工事士は下記のような基準でコンベックスを選んでいます。
建築関係の工事がメインの増田さんは、「タジマ」の剛厚シリーズを愛用。通常のテープより約1.5倍の剛性力を持つ剛厚テープにより、たわまないのが特徴です。
住宅・テナント・工場の電気工事を行う谷川さんは、「タジマ」のアルミニストロックを使用。でも「あれ?」と思われた方もいらっしゃると思います。実は、こちら左利きである谷川さんが使いやすいようにご自身で加工されたものなんです。(詳しくは動画をご覧ください♪)
住宅関連の電気工事を行う知野さんも、同じく「タジマ製」を使用。見慣れないこのデザインは、知野さんが所属する(株)市原電工の会社ロゴです。会社愛に溢れるカスタムですね。
さて、いかがでしたか。今回の記事では、電気工事の職人さんが日頃使っている工具のほんの一部をご紹介しました。ドライバー、ニッパー、ペンチ、カッター、コンベックスは、皆さんもマストで扱う工具なのではないでしょうか。
もしも、気になる工具や何かご質問がございましたら、本ストアまでお気軽にお問い合わせください。ダイマツでは店舗・オンラインストアの両方で、工具のラインナップを拡充し、皆さまにワクワクしていただけるお店作りに努めてまいります。
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株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。
執筆者:谷優子
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Youtube「だいまつチャンネル」
だいまつ公式YoutubeチャンネルのMCとして出演。
長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関する情報をわかりやすく提供しています。