岡山県倉敷市の児島にある寅壱の展示会会場は、国内初のジーンズが誕生した地としても有名です。
「国産ジーンズ発祥の地」として名高く寅壱ファンの中にもデニム作業着を愛用する方が多くいらっしゃいます。
けれど今回の2025年SS(春夏)展示会では、デニム作業服はラインナップに含まれていませんでした。代わりにストレッチ性の高い動きやすい作業着や空調服にペルチウェアなど 、快適なモーションを追求した機能的な作業服が数多く展示されていました。
寅壱といえば、大工さんや鳶職人さんを中心に人気があり、「闘う男の作業服」というキャッチフレーズに象徴されるように男らしく、いかつい印象です。
しかし今回の展示会で発表された夏物、特に空調服やTシャツなどは、機能性に加え、デザイン性も重視されており、幅広い層のおしゃれな方々にも楽しんでいただける新作が揃っていました。(あくまで個人的な感想ですが♪)
この記事では 各コーナーで展示された新作を余すところなくご紹介します。
1082シリーズ空調服は、半袖ジャケットとベストの2種類で展開です。
アルミコーティングを施した生地が遮熱効果を高め、軽量のタフタ素材が動きやすさを担保します。
湾岸迷彩柄と無地の生地を組み合わせたミリタリー系のデザインで、クロ・迷彩・シルバーの3色展開です。
首元にはリフレクターを配置したり、内側には保冷剤用ポケットも配備され、安全性や熱中症対策もしっかりと考慮されて作られたシリーズです。
ハーネス対応は、半袖ジャケットのみなのでご注意ください。
また、バッテリーとファンが進化し、バッテリーはなんと最大電圧25Vを実現しました!ファンの最大風量も103L/秒とかなりハイスペック。ファンは羽部分も取り外して水洗いが可能なので、いつでも清潔に保つことができます。
※なお、1082-803/空調服®バッテリーは、既存製品との互換性がありませんのでご注意ください
寅壱のペルチェウェアは、ハーネス対応型のベストタイプ。このベストには、首元と両脇下に合計5つの穴が開いています。デバイスは4個セットのため、自身の環境や好みに合わせてデバイスの設置位置を自由に調整できます。
特に両脇下を重点的に冷却するために開けられた4つの穴は、意匠登録済みの設計で、体の深部まで効率的に体温を下げることができます。熱中症対策として非常に効果的ですね!
また体にフィットするデザインで、冷却効果がさらに高まります!
▶サイズ展開は
S~L、LL~5Lと幅広いサイズが用意されています
▶運転モードとバッテリー使用時間は
温度調節は「強(間欠)」「強(連続)」「中」「弱」の4つの運転モードから選べます。「強(連続)」モードでは、マイナス22℃が約2.5時間連続で使用可能。1日中使用されたい方にとっては、バッテリー2個持ちをおすすめします!
9551シリーズの特徴は、耐久性と接触冷感性に優れた定番のナイロン製作業服。生地裏オーバーロック糸の一部には静電糸を使用しています。
ポケットの上に補強のステッチワークが施され、シンプルな中にもさりげなくおしゃれなデザインとなっています。カラーは、クロ・シルバー・カーキの3色展開です。
9283シリーズは、機能糸SPEEDRY®のトリコットを使用。身体の動きに対する追従性に加えて、吸水性や速乾性といった副次的な機能も魅力的です。
カラーは、濃コン・クロと、限定色の「迷彩ベージュ」の3色展開。
私は個人的に、2トンカラーの迷彩ベージュがかっこいいなと思いました♪
ワークウェアの他にも、安全靴やカラビナ、ベルト、バッグ、コンプレッションなど、全身を寅壱でトータルコーディネートされたい方には見逃せないアイテムが満載!
寅壱の2025年SS(春夏)新作が店頭に並ぶのが待ち遠しくなる、楽しい展示会でした。
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この記事の監修者
株式会社ダイマツ
https://daimatsu-workwear.com
大阪府摂津市に拠点を持ち、48年以上にわたり高品質な作業服を提供。業界内外で高い評価を得ており、BURTLE、寅壱、I’Z FRONTIERなどの人気ブランドを取り扱っています。
作業服の他、安全靴、工具、ヘルメットなど幅広い商品ラインナップを展開し、独自のカスタムオーダーサービスで職人ニーズに応えています。
執筆者:谷優子
Instagram:https://www.instagram.com/
Youtube「だいまつチャンネル」
だいまつ公式YoutubeチャンネルのMCとして出演。
長年のMC経験を活かし、作業服や関連アイテムに関する情報をわかりやすく提供しています。